熱意を計画に落とし込む

自分の好きなものに圧倒的な熱量を注げる人材。そのままでも活躍できそうですが、視野を広げるともっと大きな可能性が。

大好きな「バスケ」から「スポーツ全体」に視野を広げ、第一歩を踏み出した学生を紹介します。

スタートは圧倒的な熱意 (起想ゼミ 参加当時)

ビジョンを聞かれ「バスケで地域を元気にしたい」が最初の答え。理由は「バスケが好きだから」。圧倒的な熱量が伝わってきました。

でも、それだけでは具体性に欠けます。ここからどうやって第一歩を踏み出すべきかを考えることになります。

強烈なパッションは強み。同時に、ゼミを通して、メンターが「本質を捉える力」や「感性・感受性」の強みも発見しました。
ゼミの中で、強みを活かして、ビジョンと行動につなげるための試行錯誤がはじまりました。

ビジョンを描き、行動計画に落とし込む (起想ゼミ 参加後)

まずはビジョンを描く

「スポーツを通じて皆んなで作る笑顔の社会」

ビジョンは大きく、風呂敷を広げて。スポーツ全体に視野を広げ、スポーツが人々を元気にすることを表現した言葉でした。

何度もビジョンを修正するなかで「バスケ」から「スポーツ」に視野を広げたところにヒントがありました。
視野を広げるのは意外に難しいものですが、メンターのアドバイスが響いたようです。
ビジョンは大きく。そこでは「大局観・俯瞰視点」が欠かせません。

次は行動計画

第一歩は地域イベントの企画でした。自らがアルバイトをするスポーツジムで、誰でも気軽に楽しめる「ゆるスポーツ」のイベント。多世代で会員になっている方も多く、声をかければ何組か参加してくれそう、と。

行動計画は具体的に。身近なところで、自分に何ができるかを考えます。
ビジョンから方向感が明確になったからこそ、具体的な一歩が意味を持ってきます。

行動計画には広がりもありました。アスリートの人に参加してもらって友達につないでいく「アスリートバトン」の考え方。デモプレーや、イベントを楽しんでいる様子を動画で流すことも。

実は、起想ゼミのメンターの一人は現役アスリート。このアイディアにも興味を持ってもらって、具体性が深まりそうな雰囲気です。

アスリートバトンや動画配信などのアイディは秀逸。継続的に広がりがある取り組みにしたいというアイディアでした。

風呂敷を広げることが鍵

バスケだけではなくスポーツ全体にビジョンの風呂敷を広げたことで、行動計画の選択肢が広がりました。

一方で「いずれはバスケで人を元気にする取り組みもしたい」とのコメントも。身近なところから第一歩を踏み出しながら、将来は、本来自分がやりたかった「バスケで人を元気にする」ことも視野に入っているようです。

圧倒的な熱意が先行するところから、ビジョンを描き、行動計画に落とし込んでいく。自分の目標に向かって、第一歩を踏み出すきっかけになりました。

ビジョンは大きく、風呂敷を広げて。視野が広がれば、行動の選択肢が広がるのは当然のこと。
結果的に、ごく身近なところで第一歩を踏み出せそうです。

本人の言葉

起想ゼミでは毎回様々な発見があります。自分にはなかったものの見方や考え方、発想の転換方法など、刺激的で面白いです。また、言語化や俯瞰的に見る力も鍛えられ、良い経験になりました。

ゼミ参加当初はただ漠然とやりたいことだけを考え具体的な実現方法まで考えることができなかったのですが、メンターの方々やゼミ生の皆さんのアドバイスを頂き、ビジョンを広げて自分ができることから考えることによって実現可能性を高めることができたと思っています。

印象に残っているゼミのテーマ

ビジョン (Mission-Vision-Value)

大局的・俯瞰的に方向性を定めることはチーム運営の上でもとても重要な意味を持っています。

戦略と戦術

戦略は大胆に、戦術は緻密具体的に。コトを成すには、ビジョンに基づく戦略と、具体的な行動計画が必要です。