課題解決からビジョン志向へ

熱意 (パッション) と熱意に支えられた行動力は圧倒的な強みです。でも、その熱意をゴールに結びつけるには、その道筋も重要です。

「高岡漆器を応援したい」という熱意をきっかけに、ビジョンから戦略・戦術に落とし込むことで、自分たちの活動を捉え直した事例を紹介します。

熱意が原点 (起想ゼミ 参加当時)

高岡漆器を応援したい

「高岡漆器を世界の人に知ってもらう」

最初に聞かれた時に答えたビジョン。その理由は、職人さんが頑張って凄く良いものを作っているのに、その人気が落ちてきていて、職人さんが苦戦しているから。

高岡漆器を応援したいという熱意が伝わってきました。

高岡漆器を応援したいという熱意は圧倒的でした。
同時に、持ち前の行動力も素晴らしいものがありました。思いに裏付けられて、これまでもいろいろな活動を展開してきたようです。

ビジョンから戦略・戦術に落とし込む (起想ゼミ 参加後)

ビジョンは大きく

「日本の伝統工芸を世界に広げる」。

起想ゼミを通して打ち出したビジョン。視点は、高岡漆器から、日本文化へ。

ビジョンは大きく。より高い視座から大局観を持って、日本文化の伝承に挑戦することをビジョンに掲げました。

戦略は大胆に

"高岡漆器" のストーリーを "情報技術を活かして" 世界に届け、伝統工芸復活の成功事例をつくる。

日本文化の伝承の「成功事例を創ること」が戦略の柱。もちろん、その事例は高岡漆器から。

戦略は大胆に。他の地域で展開を目指すことで、筋道の通った、応用の効く「仕組みづくり」を考えながら取り組みを進めることになりました。

戦術は緻密かつ具体的に

これまでの活動の一つひとつが戦術として明確に位置付けられました。

ビジョンから戦略、戦術に落とし込むことで、全体像を俯瞰して、方向感・優先順位が明確になってきます。

起想ゼミでの発表が、協賛企業とのコラボの話にもつながり、さらなる展開に期待がかかります。

俯瞰視点は行動に影響します。
もともと、いくつもの活動を並行して実践していましたが、俯瞰視点、かつ論理建てて全体像を把握することで、一つ一つの活動が有機的につながりました。

本人の言葉

DeruQuiは、自分と考え方が近い仲間に出会えるそんな場所。

ものごとを細分化して、本質を参加者全員で考え、共有する。それらをすることによって普段の自分の生活や活動にも浸透して、より有意義なものになる、と感じました。

印象に残っているゼミのテーマ

ビジョン (Mission-Vision-Value)

大局的・俯瞰的に方向性を定めることはチーム運営の上でもとても重要な意味を持っています。

戦略と戦術

戦略は大胆に、戦術は緻密具体的に。コトを成すには、ビジョンに基づく戦略と、具体的な行動計画が必要です。