自分の強みから将来の仕事を考える。当たり前に聞こえますが、大事なのは「強み」をどこまで深く理解できているか。
以下では、起想ゼミでの気付きや学びから、コミュニケーションをキーワードに自分の強みを深くかつ多面的に見つめ直し、自らのビジョンやミッションを再定義した事例を紹介します。
もともと、コミュニケーションに興味があり、将来は企業広報などに携わるつもりでした目を引くコミュニケーションといえば、例えば、奇抜な表現や突飛な言葉など、いかに人目を集めることができるかが大事だと考えていた時期でした。
起想ゼミは本質をとことんまで考えます。ゼミ参加を通して多くの気づきや学びがあり、結果的に、コミュニケーションに対する考え方もずっと洗練されました。
チーム内でのルール (VALUE) や役割を認識することの重要性を感じました。また、チームとして成功するために、理解しておくべきことや必要なことを学びました。
結果的に、"人の役割を最大化" するところから、自然と以前よりも人のいいところに目がいくようになりました。
リーダーシップとフォロワーシップについて考えました。両者の視座の違いから来る視野の広さの違いが衝突や対立につながることを学びました。特にリーダーの360度視点と時間視点は両者の違いを知る上で、大切なキーワードでした。
そして、"視座の違い" から、話者の言葉に隠された相手の関心ごとに興味が湧いてきました。
目の前の人のこころを動かすコミュニケーションの難しさと重要性を学びました。
ここでは、"伝える" ところから、想いの言語化をはじめるようになりました。
自分の役割を言語化しました。
"ART"とは、人の魅力や想いのことです。おそらくこれらはまだ言語化できていない状態のものが多く、ダイヤの原石と言い換えられます。
一方で、"DESIGN"とは、他人に伝わるように表現することや、そのように表現されたものそれ自身のことです。
"DESIGN" は"他人に伝わるように"という点で普遍性を重視する必要がありますが、同時に、"ART"を象徴するようなメッセージ性も含んでいます。
単なるメッセンジャーとして自分発信のメッセージになるのではなく、目の前の人の"ART"に寄り添った「アダプティブなメッセンジャーとして」一人ひとりの声を届けていくことが自分の役割。
洗練された言葉の選び方、使い方にメンターや他の参加者も驚かされました。次の行動と将来の活躍に期待がかかります。
今回、βトライアルでは、たくさんの学びがありました。このゼミを通して、”多様性”を再認識しました。 ゼミ生、メンターがフラットに発言できる場があり、お互いの価値観や考え方を尊重し、共に学び合えるということが本当に貴重な経験となりました。 人種や国境、性別、年代を越え、さまざまな価値観が混在する今、どのようなコミュニケーションが必要なのかを考える機会にもなりました。
そして、特に、属性に囚われることなく、まずは目の前の”個”を認めることの大切さをとても感じました。
このことに気づくことができたのは、それぞれのフィールドで活躍するゼミ生の仲間、ゼミ生を受け入れ、いつも積極的なフィードバックをしてくださったメンターの皆様、そして何よりもスタッフのみなさまのおかげです。
一人ひとりに個性・強みがあり、それを活かす役割がある。個性と多様性を前提に方向感を定めるのがビジョン、という考え方です。
リーダーは多くの役割を担います。特に大事なのはチームメンバーが共感・共有できるビジョンを掲げること。また、リーダーを支えるフォロワーシップの考え方も重要です。
コトを成すときには様々なステークホルダーの存在とその関係作りが重要です。関わる人に動いてもらうには。人を動いてもらうための王道とは。人を動かす、をテーマに考えます。