強みでビジョンを再定義する

自分の強みから将来の仕事を考える。当たり前に聞こえますが、大事なのは「強み」をどこまで深く理解できているか。

以下では、起想ゼミでの気付きや学びから、コミュニケーションをキーワードに自分の強みを深くかつ多面的に見つめ直し、自らのビジョンやミッションを再定義した事例を紹介します。

コミュニケーションの道を目指す (起想ゼミ 参加前)

もともと、コミュニケーションに興味があり、将来は企業広報などに携わるつもりでした目を引くコミュニケーションといえば、例えば、奇抜な表現や突飛な言葉など、いかに人目を集めることができるかが大事だと考えていた時期でした。

もともとコミュニケーションのセンスが光っていた学生。
それでも、もう一歩、深く本質を捉えることができそうな気が...
さて。どんな気付きがあるのか。

CommunicationでArtをDesignする (起想ゼミ 参加後)

多くの気付きと学びから本質にたどり着く

起想ゼミは本質をとことんまで考えます。ゼミ参加を通して多くの気づきや学びがあり、結果的に、コミュニケーションに対する考え方もずっと洗練されました。


起想ゼミ最多参加記録を誇る学生。そこで得たものはたくさんありました。
なかでも、影響を受けたのは「チームと役割」、「リーダーになる、リーダーを支える」、「人を動かす」の3つのテーマでした。

「チームと役割」

チーム内でのルール (VALUE) や役割を認識することの重要性を感じました。また、チームとして成功するために、理解しておくべきことや必要なことを学びました。

結果的に、"人の役割を最大化" するところから、自然と以前よりも人のいいところに目がいくようになりました。

起想ゼミは個性を何より重視します。
個性と強みを引き出し、多様性を活かしたチーム作り。
一人ひとりの良さを見つけ、伸ばすことが鍵になります。

「リーダーになる、リーダーを支える」

リーダーシップとフォロワーシップについて考えました。両者の視座の違いから来る視野の広さの違いが衝突や対立につながることを学びました。特にリーダーの360度視点と時間視点は両者の違いを知る上で、大切なキーワードでした。

そして、"視座の違い" から、話者の言葉に隠された相手の関心ごとに興味が湧いてきました。

プロジェクト運営を考えることから、リーダシップとフォロワーシップを考えます。
ステークホルダーなど、外部との関係作りが重要なリーダーの役割。リーダーを支え、パートナーとしてチームを運営するフォロワー。役割の違いが視座の違いにつながります。

「人を動かす」

目の前の人のこころを動かすコミュニケーションの難しさと重要性を学びました。

ここでは、"伝える" ところから、想いの言語化をはじめるようになりました。

コトをなすには、多くの人に支援・協力してもらうことが必須。
どうすれば動いてくれるのか。どうすれば支援・協力してくれるのか。
ステークホルダーとの関係作りをヒントに「人を動かす」ことを考えます。

"CommunicationでArtをDesignする"

自分の役割を言語化しました。

"ART"とは、人の魅力や想いのことです。おそらくこれらはまだ言語化できていない状態のものが多く、ダイヤの原石と言い換えられます。

一方で、"DESIGN"とは、他人に伝わるように表現することや、そのように表現されたものそれ自身のことです。

"DESIGN" は"他人に伝わるように"という点で普遍性を重視する必要がありますが、同時に、"ART"を象徴するようなメッセージ性も含んでいます。

抜群の表現力・伝達力で、自分がすべきことの本質を、端的に表現した言葉。
コミュニケーション能力が引き出されることで、ここまでインパクトある言葉が生み出されるとは。
関係者一同が驚きました。


"コミュニケーションを通じて、誰もが輝ける社会を創る"

単なるメッセンジャーとして自分発信のメッセージになるのではなく、目の前の人の"ART"に寄り添った「アダプティブなメッセンジャーとして」一人ひとりの声を届けていくことが自分の役割。

洗練された言葉の選び方、使い方にメンターや他の参加者も驚かされました。次の行動と将来の活躍に期待がかかります。

あらためてビジョンを言語化。
圧巻のプレゼンテーションの中で語られたビジョンに、誰もが納得し、共感を覚えました。

本人の声

今回、βトライアルでは、たくさんの学びがありました。このゼミを通して、”多様性”を再認識しました。
ゼミ生、メンターがフラットに発言できる場があり、お互いの価値観や考え方を尊重し、共に学び合えるということが本当に貴重な経験となりました。
人種や国境、性別、年代を越え、さまざまな価値観が混在する今、どのようなコミュニケーションが必要なのかを考える機会にもなりました。

そして、特に、属性に囚われることなく、まずは目の前の”個”を認めることの大切さをとても感じました。

このことに気づくことができたのは、それぞれのフィールドで活躍するゼミ生の仲間、ゼミ生を受け入れ、いつも積極的なフィードバックをしてくださったメンターの皆様、そして何よりもスタッフのみなさまのおかげです。

起想ゼミで印象に残っているテーマ

チームと役割

一人ひとりに個性・強みがあり、それを活かす役割がある。個性と多様性を前提に方向感を定めるのがビジョン、という考え方です。

リーダーになる、リーダーを支える

リーダーは多くの役割を担います。特に大事なのはチームメンバーが共感・共有できるビジョンを掲げること。また、リーダーを支えるフォロワーシップの考え方も重要です。

人を動かす

コトを成すときには様々なステークホルダーの存在とその関係作りが重要です。関わる人に動いてもらうには。人を動いてもらうための王道とは。人を動かす、をテーマに考えます。