山浦さんとの対話の中で学んだこと
(足立零生・記)
筆者自身、これまでに様々なチームの代表を行ってきたが、うまくチームがまとまらず、そのまま解散してしまったこともあった。山浦さんは、小中学校では生徒会長をしており、大学ではサークルの代表を務めていた。そこで、代表としての振る舞い方について伺った。(2022年3月)
強制せずに活動してもらう
強制せずに活動してもらう
大学の活動では、参加者の目標がバラバラで同じ方向を向いているわけではない。また、活動を強制することもできず、ボランティアでいかに活動してもらうかということになる。そこで、山浦さんは、ある程度答えを用意しておいてチームメンバーに相談することを心がけていたようである。「こういう問題があるけどどうしたらいい?」と相談し、メンバーの答えに対し、「同じように考えていたから、、、」もしくは「それ良いアイデアだから、、、」と協力をお願いする。そうすることで、代表が決めたことをチームメンバーが行っているという構図から、チームメンバーが決めたことを代表も手伝っているという構図になる。
人生で注意していること
人生で注意していること
山浦さんが人生で注意していることは、何にでも手を出しすぎないこと、小さなミスを確実に無くすことだと話してくれた。山浦さんは突っ走っていってしまうタイプで、すぐにどこか先に進んでしまうようである。そうなると、チームメンバーからは遠い存在に感じられる。また、代表として活動することは責任も伴う。小さなミスが大きなミスに繋がることがあるので、小さなミスを確実になくすことに注意しているそうだ。
山浦さんの話を聞き、チームとしても個人としても、重要なことは何なのか絞って活動することは必要だと感じた。チームでも個人でも活動のキャパは決まっている、その中で何が重要で何を優先すればよいのかはしっかり決めるべきであると思う。